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古瀬戸系施釉陶器 平碗(こせとけいせゆうとうき ひらわん) Koseto shallow bowl

 

10.平碗

解説

  • 15世紀
  • 高6.0㎝ 口径15.3㎝
  • 多治見市美濃焼ミュージアム 蔵
  • 12世紀末頃から瀬戸窯(現愛知県瀬戸市)において、主に中国などの陶磁器を写して生産され始めた施釉陶器を、「古瀬戸」と総称しています。釉薬には、灰釉と鉄釉があります。鉄釉は13世紀から用いられるようになり、灰釉に鉄分を加えて茶褐色や黒色に発色させるものです。山茶碗とは別に、瀬戸窯から古瀬戸の陶工が美濃窯へ移って来て生産し、美濃では約10基の窯が確認されています。平碗は、主に食器として使用されたと考えられています。

見どころポイント

10.平碗みどころ1

灰釉の緑と露胎の緋色のコントラスト

この平碗は、釉薬をかけ残した部分に緋色が現れ、灰釉の緑色とのコントラストにも魅力があります。

多治見市美濃焼ミュージアム

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