移動展「陶器将軍 加藤助三郎」
2018.11.02
多治見市文化財保護センターにて平成30年2月26日(月)~8月24日(金)まで開催しておりました企画展が、移動展として美濃焼ミュージアムへやってきます。
加藤助三郎(1857~1908)は明治時代に陶磁器販売店・満留寿商会を営む傍ら、全国陶磁器相場を記載した新聞『陶器商報』を発行し陶業界の情報革命を起こした人物です。また、明治政府の嘱託として清国を視察するなど、日本陶業界のリーダーの一人です。助三郎はその活躍ぶりや批判に屈しない姿勢から「陶器将軍」と呼ばれました。
明治時代は日本が西欧諸国に肩をならべるために、急速な発展が求められた時代です。そのような中で助三郎は陶磁器産地の視察や講和、品評会審査に全国を飛び回り、日本陶業界全体に活力を与えました。本展覧会では明治時代を駆け抜けた陶業界の巨人・加藤助三郎の数々の業績を紹介します。
期間:平成 30 年 11月 2日(金)~平成 31 年 1月 14 日(祝月)
場所:美濃焼ミュージアム内 ギャラリーS1