企画展「荒川豊蔵「三つの喜び」展 -加藤孝造コレクションを中心に-」H29.9.8~11.5まで
2017.08.28
名称 | 企画展「荒川豊蔵「三つの喜び」展 -加藤孝造コレクションを中心に-」 |
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内容 |
日本陶芸史の中でひと際光芒を放つ桃山陶が、瀬戸で焼かれたという定説を覆し、美濃桃山陶の存在を証明して、自ら桃山陶の再現・復興を果たし、国の重要無形文化財志野・瀬戸黒保持者(人間国宝)となった荒川豊蔵は、その生涯に三つの喜びがあったと述べている。その喜びとはまず昭和5年の美濃における志野古窯の発見、二度目の喜びは昭和35年の本阿弥光悦筆俵屋宗達画「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」の発見入手、そして三度目は昭和46年の文化勲章受章である。 本展では、第一の喜びについて、その経緯を伝える豊蔵画の画巻や志野陶片などを展示し、第二の喜びについては、三年の歳月をかけて製作された「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」の原寸複製(実物は重要文化財に指定され京都国立近代美術館所蔵、その箱蓋裏に豊蔵自ら「天恵」と大書している)を鶴絵鼠志野茶碗とともに紹介し、第三の喜びに対応して、加藤孝造コレクションを中心に、志野、瀬戸黒をはじめとしたさまざまな陶芸作品を紹介する。ここには、やはり後に人間国宝となった加藤孝造の師に寄せる眼差しをうかがうことができる。 本展は、荒川豊蔵の三つの喜びを辿りながらその業績を改めて顕彰するものである。 (展示予定:約52点) |
関連イベント |
企画展担当学芸員によるギャラリートーク
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開催期間 | 平成29年9月8日(金)~同11月5日(日) |
展示会場 | 多治見市美濃焼ミュージアム内 ギャラリーS2,S3 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休 館 日 | 月曜日(月曜日が休日の場合は開館、翌平日休館) ※年末年始休館 12月28日~1月3日 |
入 館 料 |
入館料:一般310円(260円) 大学生210円(150円)※()内は団体料金(20名以上) |