企画展「荒川豊蔵から始まる現代の志野」
2024.10.08
荒川豊蔵生誕130周年ならびに第14回国際陶磁器フェスティバル美濃‘24の関連事業
企画展「荒川豊蔵から始まる現代の志野」
会期:令和6年10月12日(土)~令和7年2月24日(月・祝)
場所:多治見市美濃焼ミュージアム ギャラリーS3
本展覧会は、本年度に第14回国際陶磁器フェスティバル美濃‘24の開催と岐阜県現代陶芸美術館で開催される生誕130年 荒川豊蔵展に関連して開催される展覧会です。
今年は荒川豊蔵生誕130周年の年にあたります。荒川豊蔵は「志野」に魅了され志野再現に取り組んだ事で、この美濃の地で志野をはじめとする桃山陶が焼かれたことを世に知らしめ、大きく光をあてることとなりました。そのことは美濃陶芸文化を現在に至るまで発展させ、新たな展開を促しました。そして周知のとおり国指定重要無形文化財保持者の鈴木藏氏や故加藤孝造氏をはじめ、多くの作家を輩出することとなりました。
本展は荒川豊蔵から始まり今もなお続く「志野」の魅力を本館収蔵作品を中心に俯瞰してみようとする展覧会です。美濃を代表する「志野」のこれまでとこれからを考える機会になれば幸いです。
< 展 示 構 成 >
・ギャラリーS3荒川豊蔵展示室
荒川豊蔵から現代までの「志野」の茶碗の展示 24点
(収蔵品18点、他館、現代作家から借用6点)
・ギャラリーS2現代美濃陶芸の世界
「志野」荒川豊蔵から現代まで―収蔵品 志野の大作からの視点―
荒川豊蔵から現代までの「志野」の大作の展示 8点(全て収蔵品)
・立礼茶室 特別展示 現代陶×茶室 後藤秀樹展
多治見市で現代的な「志野」を制作する後藤秀樹氏による茶室を使った空間展示
展示作品 5点(作家から借用、出品5点)