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鼠志野 富嶽雷光(ねずみしのふがくらいこう) Nezumi shino plate

 

若尾利貞

解説

  • 20世紀
  • 若尾 利貞(わかお としさだ) 作
  • 岐阜県重要無形文化財「志野」保持者
  • 高 5.0㎝ 胴径49.5㎝
  • 多治見市美濃焼ミュージアム 蔵
  • 東濃信用金庫美濃陶芸作品永年保存事業 永年保存作品
  • 伝統的な鼠志野は、文様にしたい部分の鉄化粧を掻き落として長石釉をかけます。鉄化粧の上に長石釉がかけられると鼠色になり、鉄化粧を掻き落とした部分は長石釉の白色に仕上がります。利貞は鉄化粧の有無、長石釉による施釉の有無を使い分けることにより、その組み合わせで意匠化するという手法を用いるのを得意とします。現代的で、絵画的な鼠志野です。

見どころポイント

若尾利貞みどころ

鉄化粧のむら雲と掻き落としの稲妻

長石釉をかけない鉄化粧で黒く湧き起るむら雲を、それを掻き落とした線描で稲妻を描き、緊張感をただよわせています。

若尾利貞みどころ

長石釉の富士と月

鉄化粧をせず、長石釉だけをかけた部分は色が抜け、それによって優美な姿の富士山と満月を描いています。

多治見市美濃焼ミュージアム

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