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摺絵輪花鉢(すりえりんかばち) Under glaze stencilled bowl

 

摺絵

解説

  • 19世紀
  • 高4.6㎝ 口径33.5㎝
  • 多治見市美濃焼ミュージアム 蔵
  • 文様を切り抜いた型紙を器面に置き、上から絵具を摺るように塗って絵付けする技法が、摺絵です。単純なものは江戸時代からありましたが、緻密で複雑なものが明治15年(1882)頃に、伊勢の白子から導入されます。もともとは着物の柄付け用だった伊勢型紙を、呉須(ごす)を使った染付磁器の絵付けに応用したのです。ただ、平面的な反物とは異なる曲面に絵付けするのには手間がかかり、繊細な型紙を扱う技術も必要でした。

見どころポイント

摺絵みどころ1

失敗その1

この部分の絵付けは、左上の花の絵付けが半分になってしまい、型紙を継ぐのがうまく合わなかった例です。

摺絵みどころ2

失敗その2

この部分の絵付けは線が二重になってしまい、作業中に型紙がずれてしまったようです。

多治見市美濃焼ミュージアム

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