8.職員の人材育成/働きやすい職場づくり
職員の人材育成
経営理念や行動指針等、財団のビジョンや価値観の共有を人材マネジメントの根幹とします。その上で、OJTとOff-JTを効果的に組み合わせた方法によって、仕事を進めていく上で求められる基礎的な能力、また階層や職種に応じて必要とされるスキルを持つ人材を育成します。
また、期待される役割や人材像を理解することで、職員一人ひとりが課題意識を持ち、自らのマインドとスキルを磨きあげていくことを目指します。
働きやすい職場づくり
仕事と家庭生活の調和(多様性の尊重)
「仕事と家庭生活の調和」を支援するさまざまな制度を整えるとともに、それを支える風土づくりに努めています。 また、出産や育児に係わる職員の多くが、「育児休職制度」「子育て支援休暇制度」等を利用するなど、多様なワークスタイルに対応する環境を整えています。特に女性の管理職登用比率が高く、活躍がめざましい職場です。
1.仕事を進めていく上での基礎的な能力(=仕事基礎力)を持つ人材
【求められる人材とは】
※出典:経済産業省「社会人基礎力」
前に踏み出す力 ACTION
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
- 主体性
- 物事を進んで取り組む力
- 働きかけ力
- 他人に働きかけ巻き込む力
- 実行力
- 目的を設定し確実に行動する力
考え抜く力 THINKING
疑問を持ち、考え抜く力
- 課題発見力
- 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
- 計画力
- 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
- 創造力
- 新しい価値を生み出す力
チームワークで働く力 TEAMWORK
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力
- 発信力
- 自分の意見をわかりやすく伝える力
- 傾聴力
- 相手の意見を丁寧に聴く力
- 柔軟性
- 意見の違いや立場の違いを理解する力
- 情況把握力
- 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
- 規律性
- 社会のルールや人との約束を守る力
- ストレスコントロール力
- ストレスの発生源に対応する力
2.各階層に求められる役割を自覚し、その習得や発揮に努める人材
求められる役割
階層 | 役職 | 求められる役割 |
---|---|---|
経営幹部 | 事務局長・事務局次長 |
|
管理職 | 課長・施設長 |
|
監督職 | 課長代理 |
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中堅リーダー | 主任 |
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中堅 | 係員 |
|
若手 |
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求められるスキル
<参考>3つのビジネススキル (「カッツの理論」より)
コンセプチュアルスキル/概念化能力
周囲で起こっている事柄や状況を構造的、概念的にとらえ、事柄や問題の本質を見極める力です。具体的には、問題解決能力、判断能力、応用能力、企画提案能力などがあげられます。 能力が高いと、組織や社会に関する幅広い視野・知識をもとに総合的な判断や決定を行うことができます。特にマネジメントにおいて活用された時に生産性が上がります。
ヒューマンスキル/対人関係能力
職種や階層に関係なくビジネスパーソンとして職務を遂行する上で求められる、「人」に関係する能力です。相手や集団との関係を円滑に豊かにしていく力といえます。 ビジネスマナーをはじめ、接客能力、傾聴理解能力、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力(交渉力、調整力)などが挙げられます。
テクニカルスキル/業務遂行能力
サービス知識、事務処理、お客様対応力、企画提案力など、自分が関わる業務を満足に進めていく上で必要な実務面の知識や技能を指します。