筒小屋の森ウォーキング
澄みわたる青空が広がる気持ちのよい季節になりました。
秋と言えば読書の秋・芸術の秋・スポーツの秋などと形容され、いろいろなことに挑戦するのにふさわしい季節ですね。
市之倉公民館では、市之倉の名所である八幡神社の陶天井、熊野神社の絵天井、筒小屋の森の展望台をめぐるウォーキングを実施しました。
八幡神社には平成の陶天井があります。この陶天井休憩所は平成19年に作られたもので陶板がはめ込まれています。
45㎝角の陶板は、地元の陶芸家の方々が絵付けしました。人間国宝の加藤卓男氏、鈴木藏氏、加藤孝造氏の陶板も含まれます。
参加者は、どの陶板が誰の作品か、推理しながら見学していました。
熊野神社にある絵天井は江戸末期~明治初期にかけて市之倉焼きが発展していく中で、京都方面から多くの画工が市之倉に集まりました。
熊野神社の絵天井はその画工たちにより山水、花鳥、人物などが描かれています。
現在では、雨や風にさらされて古くなっていますが、画工たちの心意気が伝わってきます。
八幡神社の平成の陶天井と比べるのも一興ですね。
心地よい風と日差の中で、自然の息づかいを感じながら、美しい秋の市之倉を満喫できた素敵な一日となりました。(た)