地域紹介

市之倉ってどんなところ

地域紹介陶芸イメージ

市之倉は多治見市の南東部、愛知県瀬戸市との境に位置します。美濃焼の産地でその歴史は鎌倉時代まで遡るといわれています。中心部にはたくさんの窯がならび、人間国宝や有名な陶芸作家の作品が見ることができます。
町並みは古く、情緒あふれています。そのため、車で走るのには狭いですが、歩いて散策するには最高です!市之倉おりべストリートと呼ばれています。

陶の里 市之倉

市之倉は1,000年以上前から焼き物を作り続けてきた集落です。
江戸初期にこの地で土器を焼いた加藤与左衛門常政は市之倉陶業の中興の祖、陶祖と呼ばれています。以後陶業が盛んになり、公民館の裏山には与左衛門窯という穴窯があります。

市之倉のお祭り

市之倉では春に「陶の里フェスティバル」の陶器まつりが、さかづき美術館前広場と市之倉町内の陶器所で催されています。

また夏の盆踊り大会は市之倉運動広場で盛大に行われています。公民館は公民館活性化委員の会のみなさんと出店し、得た収益で子どもたちのための絵本の文庫「夢ふうせん」の絵本を購入したり、クリスマス時期にイルミネーションを公民館に飾っています。

八幡神社の平成の陶天井

1997年(平成9年)地元の陶芸家や職人たちの手によって80枚の陶板が制作され、2007年(平成19年)八幡神社の境内に奉納されました。市之倉にお越しの際は、ぜひここで一息ついて80枚の陶板をご覧ください。

市之倉森づくり部会『筒小屋の森』展望台

市之倉地区では、市之倉森づくり部会を核として樹林整備活動(⾥⼭砂防)が⾏われています。地域住⺠との協働で『筒小屋の森』の展望台が完成しました。天気のいい日は、白山・北アルプス・中央アルプス連峰を見ることができます。また、元旦の初日の出も拝めます。

道マニア界で噂の「謎の道」

市之倉に、地図にはないような「謎の道」があるのはご存じでしょうか。なぜここに道があるのかというような場所にあり、右へ左へと複雑に入り組んだ道になっています。

県道沿いにある謎の細い道。ここを進むと…
木々が生い茂り、階段のある道にでました。

この場所の木々はまるで天井のように覆いかぶさる形で生えており、快晴の日でも木陰の中は涼しくとても快適でした。川や切り立った断崖の風景もあり、ちょっとした秘境探索の気分です。

そこを先に進んでいくと、手づくり感にあふれるトンネル(隧道)が現れます。一部岩がむき出しになっている隧道で、全体がひとつの岩となっています。

トンネル出入口(山道側)

ひも解くとこの道は1886年(明治19年)竣工で、県道ができる1969年までは市之倉と他地域を結ぶ重要な生活道路だったとのこと。まっすぐ行けば短い距離なのに右へ左へと道がつづら折りになっているのは、昔歩いてここを通った人たちの運搬の負担を減らすため、急こう配にならない配慮だったんですね。

トンネル内はセンサーで点灯するライトがあり視界良好
トンネル出入口(道路沿い側)

市之倉の「謎の道」、よかったら見つけてみて下さいね。

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